いわき市議会 > 1973-12-06 >
12月06日-01号

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  1. いわき市議会 1973-12-06
    12月06日-01号


    取得元: いわき市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-12
    昭和48年 12月 定例会          昭和48年いわき市議会12月定例会会議録          ------------------             昭和48年12月6日(木曜日)             -----------議事日程 第1号  昭和48年12月6日(木曜日)午前10時開議日程第1 会議録署名議員指名日程第2 会期決定日程第3 議案第1号~議案第45号及び報告第1号一括上程日程第4 議案第41号(質疑~委員会付託)     ------------------------------本日の会議に付した事件    〔議事日程第1号記載事件のとおり〕     ------------------------------出席議員(47名)      1番  坂本剛二君     2番  沼田一之君      3番  大平多太男君    4番  井沢哲雄君      5番  四家啓助君     6番  斎藤誓之助君      7番  緑川定美君     8番  間宮俊彦君      9番  鈴木正平君    10番  大村哲也君     11番  伊東達也君    12番  鈴木光雄君     13番  矢吹 康君    14番  永山徳二君     15番  斎藤隆行君    17番  磯上久美君     18番  藁谷勝男君    19番  佐川正元君     20番  渡辺多重君    21番  星 昭光君     22番  鈴木勝夫君    23番  菅野留之助君     24番  佐川吉平君    25番  三辺 寛君     26番  高木芳郎君    27番  坂本昌蔵君     28番  正木 勤君    29番  飯 勝君     30番  金子松男君    31番  伊藤正平君     32番  久田 正君    33番  佐久間 昭君     34番  多賀重吉君    35番  市橋 武君     36番  田口誠二君    37番  白土正義君     38番  渡辺善正君    39番  長瀬金右衛門君     40番  渡辺 君    41番  橋本 勲君     42番  吉田 正君    43番  強口和美君     44番  遠藤幸一郎君   45番  合津義雄君     46番  鈴木 榮君    47番  小林周喜君     48番  吉田 栄君欠席議員(1名)     16番  新妻金一君     ------------------------------説明のため出席した者    市長       大和田弥一君  助役       馬目俊次君    助役       御代武光君   収入役      園部 茂君    教育委員長    松本久吉君   教育長      大和田道隆君    水道事業管理者  但野武義君   代表監査委員   氏家清三郎君    総務部長     船尾允也君   財務部長     山口恵比古君    市民部長     坂本平助君   農林部長     蛭田喜久男君    商工水産部長   沢田三男治君  企画開発部長   橋本 渡君    土木部長     磯貝導雄君   都市建設部長   鈴木亥之吉君    社会福祉     永山 新君   副収入役     青沼康裕君    事務所長    消防長      関内栄三君   教育次長     小泉 毅君    水道局長     嶋崎忠好君   農業委員会々長  山部隆雄君     ------------------------------事務局職員出席者    局長       加瀬正志君   次長       永山 巌君    議事調査課長   舛田良作君   議事係長     鈴木政雄君    主事       白石武良君   主事補      氏家広仲君              ---------              午前10時4分 開議 △開会 ○議長(鈴木榮君) これより12月定例市議会を開会いたします。直ちに本日の会議を開きます。     ------------------------------ △ソ連及び欧州諸国行政産業視察帰朝あいさつ ○議長(鈴木榮君) 議事にはいります前に、去る10月ソ連及びヨーロッパ諸国行政産業視察に参加されました三辺寛君、渡辺君、強口和美君、小林周喜君より発言を求められておりますので、これを許します。 四君を代表して40番渡辺君。 ◆40番(渡辺昇君) 〔登壇〕貴重なる本会議の時間をお借りいたしまして、視察派遣議員を代表し帰朝のあいさつを述べさせていただきます。 過半行なわれました東北市議会議長会主催によるソ連並びヨーロッパ諸国行政産業視察に参加いたしまして、10月10日から11月2日までの24日間の日程で、先進諸国の躍進ぶりを視察することができました。出発並びにこの期間中は、皆さま方の一方ならぬご厚情にあずかり、おかげさまをもちまして所期の目的を達し帰朝することができましたことをご報告申し上げますとともに、皆さま方に深く感謝の意を表し、心から厚く御礼申し上げる次第であります。 なお、視察報告につきましては時間の関係中、まだ私たち4人が目下詳細なる報告書を取りまとめ中であります。後日皆さま方のお手元にご配布申し上げる所存でございますので、何とぞご了承のほどお願い申し上げたいと存じます。 今後は、このたびの視察経験をもとに、なお一そう市政伸展のため寄与してまいる所存でありますので、皆さま方の相変わらぬご指導とご鞭撻をお願い申し上げまして、帰朝並びに御礼のことばに代えさせていただきます。皆さま、ほんとうにありがとうございました。(拍手)     ------------------------------ △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(鈴木榮君) 本日の議事は、配付の議事日程第1号をもって進めます。 日程第1、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第81条の規定により8番間宮俊彦君、41番橋本 勲君、以上2君を指名いたします。     ------------------------------ △日程第2 会期決定 ○議長(鈴木榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。おはかりいたします。今期定例会の会期は、本日から12月15日までの10日間とすることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あリ〕 ○議長(鈴木榮君) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月15日までの10日間と決定いたしました。     ------------------------------ △日程第3 議案第1号~議案第45号、報告第1号一括上程 ○議長(鈴木榮君) 次に日程第3、市長提出の議案第1号から議案第45号まで及び報告第1号を一括議題といたします。            〔議案は別冊参照〕     ------------------------------市長提案説明 ○議長(鈴木榮君) 提出者の提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕本日、ここに市議会定例会を招集し、昭和48年度補正予算案をはじめ市政執行上必要な条例案等を提出いたしました。その提案理由の説明に先立ちまして当面する市政の諸問題についてご報告申し上げます。 まず、職員の不祥事件について申し上げます。 職員の綱紀粛正と服務規律の確立につきましては、これまでも再三にわたり職員各位に対し強く要請してきたところでありますが、このたび、はからずも開発行為にかかる不祥事件が発生いたしましたことは、まことに遺憾であり残念でなりません。事件の内容につきましては、現在、警察及び検察当局におきまして取り調べ中でございますが、議員各位をはじめ、市民のかたがたに対し多大のご迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げるものでございます。 市といたしましては、直ちに全職員に対し市民全体の奉仕者として厳正な規律と品位を保持し職務を公正に執行し市民に不信と疑惑の念をいだかせる行為のないよう強く自粛を促すとともに管理監督の地位にある職員は常に率先垂範みずからをきびしく律し部下職員の指揮監督に万全を期するよう特に要請したのであります。 今後は、このようなことのないよう、さらに執行体制の強化をはかるとともに、市民サービスの向上につとめ、市民の信頼にこたえてまいる考えであります。 次に、常磐沖の石油開発について申し上げます。 かねてから双葉郡楢葉町沖合約40キロメートルの地点において帝国石油株式会社とエッソ・グループが共同で試掘しておりましたが、このたび、海底から深度約2,100メートル及び2,250メートルの地点において天然ガスの貯留層が発見されたのであります。 今後の本格的な開発計画については、さらに数本の試掘を行ない正確な埋蔵量を確認し、商業採算性等を検討したうえで正式に決定されるものと考えておりますが、これら一連の作業につきましては、水産業への影響を考慮し今後とも漁業者の立場に立って航行、操業の安全確保につとめるとともに、漁場汚染の防止及び水産資源の保全に万全を期すよう企業に対しまして強く要望してまいりたいと考えております。 次に、エネルギー危機に伴う消費節約について申し上げます。 最近における石油類等の需給危機は、市民生活に関連した必需品が異常な高騰を示すとともに、著しい品不足を来たし市民生活に大きな不安を与えております。市といたしましては、この事態に対処し全職員に対し率先して石油、電力及び諸物資の節約を強力に実施させる措置を講じたほか、市民生活の安定につとめるため、去る11月27日には、いわき市物価問題等消費者対策会議を設置し、国の施策と相まって、県等の関係機関と密接な連絡をはかりながら石油等諸資源の節約を広く市民に徹底させるとともに、生活関連物資の流通情報の収集並びに提供その他これが確保のため必要な諸対策を講じてまいることといたしたのであります。 次に、大規模開発行為予備審査状況につきまして申し上げます。 無秩序な開発を防止し、健全でかつ良好な生活環境の実現をはかるべく、当市はいち早く開発の指導要綱を策定したのでありますが、これに基づき、開発予備審査願いのあった大規模開発行為31件については適正な審査を行ない、市勢振興に寄与する開発のみにとどめるべく、いわき市宅地等開発審査会を設け9月5日一括諮問いたしたのであります。 審査会においては、現在慎重にしかも精力的に審査を進めておりますが、その答申に基づき万全を期してまいりたい考えであります。 次に、大学誘致のその後の経過について申し上げます。 昭和46年10月、大学誘致期成同盟会を設立して以来、大学誘致の早期実現をはかるべく議員各位をはじめ関係行政機関並びに関係団体等の代表者のご協力とご支援をいただきながら積極的に誘致運動を行なっておりますが、国における新しい構想による大学等の創設の動きを十分見きわめつつ、なお一そう強力に陳情等を続けてまいりたいと考えておりますので、今後とも議員各位の特段のご協力をお願い申し上げます。 次に、補正予算関係議案についてご説明申し上げます。 まず、一般会計補正予算でありますが、今回の補正額は12億6,832万円であります。 そのおもな内容といたしましては、第1に過般の人事院勧告に伴う職員の給与改定及び特別職報酬等の改正に要する経費等として8億111万3,000円を補正計上いたしたのであります。 第2には、市民生活環境整備促進をはじめ年末金融対策その他一般単独事業をも含めて緊急に措置すべき事業等の補正であります。すなわち、中小企業に対する年末特別融資のワクを拡充するため県信用保証協会への預託金3,000万円、道路新設改良費及び橋りょう新設改良費、合わせて1,362万9,000円、都市下水路整備事業費として新規の久之浜都市下水路等3都市下水路分を含めて3,411万5,000円、交通事故防止をはかるための交通安全施設整備事業費として新規の平神橋歩道橋添架工事費1,000万円、消防施設整備事業費として非常備消防費備品購入費を含め1,268万5,000円等をそれぞれ計上いたしました。 第3には、公共用地取得対策のため、土地取得基金の充実をはかるべく土地取得基金積立金として1億円を追加計上することといたしたのであります。 第4には、公共事業等で国、県支出金の決定または内定のあったものにかかる補正であり、一般失業対策事業費として賃金単価の改定等に伴う所要経費4,692万7,000円、土地改良区営事業補助金として2,239万8,000円、新規の作付転換誘導事業費補助金として1,868万7,000円、畜産団地造成事業費補助金として、さらに公害防止の万全を期すための高性能機械の設置と事業内容の一部変更等に伴う所要額2,840万3,000円、中央卸売市場建設事業費として、本年度の補助対象事業費の決定に伴いまして当初単年度で施行予定敷地造成事業を来年度まで延長する必要が生じたため、この対応措置として継続費を設定することとし3億5,244万円を減額、四倉漁港荷捌所新設事業費補助金として鮮魚の安定的供給と適正価格の維持をはかるため5,700万円等を計上いたしたのであります。 この結果、現計予算額231億8,827万7,000円と合わせまして、一般会計の補正後の予算額は244億5,659万7,000円と相なった次第であります。 なお、この補正財源といたしましては、市税4億9,989万7,000円、地方交付税4億7,578万6,000円及び県支出金その他を充当いたしました。 次に、特別会計のおもなものについて申し上げます。 都市改造事業会計土地区画整理事業会計下水道事業会計及び競輪事業会計については、それぞれ給与改定及び事業の進行等に伴う所要経費の補正であります。 次に、企業会計についてでありますが、そのおもなものといたしましては、総合磐城共立病院事業会計において病棟改築事業にかかる起債申請手続き上必要となりました事業費の年次別繰り上げ措置と医療機器購入等に伴う所要経費の補正であり、水道事業会計については、内郷高野町地区における湧水調査を施行するための所要経費を計上いたしたのであります。 以上、補正予算のおもなる内容についてご説明申し上げましたが、補正予算編成後において打ち出された問題、すなわち、インフレ及び物価高騰抑制のため公共事業を繰り延べる措置につきましては、当市としてもその方針に基づいて事業の執行を検討せねばなりませんが、個々の事業について国及び県と十分協議し、これらの問題に対処してまいりたいと考えております。 次に、今回提案いたしました条例等関係議案は25件、報告1件でありますが、そのおもなものについてご説明申し上げます。 いわき市消費生活センター条例の制定につきましては、消費生活に関する相談、知識の普及及び情報の提供等をはかることにより、市民の消費生活の安定と向上に寄与するため制定するものであり、いわき市議会議員の報酬及び費用弁償に関する条例、いわき市長等の給与及び旅費に関する条例等の改正につきましては、去る10月29日、当該報酬及び給料等の適正額並び改定実施時期について、いわき市特別職報酬等審議会に諮問いたしたのでありますが、審議会においては、数次にわたり慎重に審議を重ねられた結果、類似都市との財政規模、人口、面積などとの対比及び本市の特殊性、さらには近年における行政の多様化、複雑化等を勘案し改正を必要とする結論に立ってこのたびその答申を得ましたので、これを尊重し改正しようとするものであります。 そのほか、いわき市林業構造改善事業審議会条例等の制定、改正、廃止及び字の区域の変更、財産の取得など、市政執行上必要なものであります。 また、昭和47年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算が収入役から提出されましたので、監査委員の意見をつけて議会の認定に付すものであります。 以上、その大要につきまして申し上げましたが、詳細につきましては助役から説明いたさせますので、何とぞ慎重ご審議のうえ、すみやかなる議決を賜わりますようお願い申し上げます。     ----------------------------- △御代助役提案説明 ○議長(鈴木榮君) 補足説明を求めます。御代助役。 ◎助役(御代武光君) 〔登壇〕議案につきましての補足説明を申し上げます。お手元の「いわき市議会定例会議案書」をご参照願います。なお補正予算等につきましては、引き続き馬目助役から申し上げますのでご了承願います。 議案第1号から議案第3号までにつきましては、関連する議案でございますので一括ご説明を申し上げます。 本案は、今般の特別職報酬等審議会の答申に基づき、議会議員及び市三役並びにこれに準じ常勤の監査委員、教育長、水道事業管理者の報酬及び給与については、本年4月から、また、教育委員会委員監査委員選挙管理委員会委員公平委員会委員農業委員会委員については、本年10月からそれぞれ増額改定するため所要の改正を行なおうとするものであります。 次に議案第4号いわき市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の改正について申し上げます。 本案は、去る10月の職員給与の改定に伴い、寒冷地手当の基礎となる給料月額を調整する必要が生じたため、所要の改正をはかろうとするものであります。 議案第5号いわき市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償に関する条例の改正について申し上げます。 本案は、このたびの地方公務員災害補償法の改正に準じ所要の改正を行なうもので、そのおもな内容といたしましては、通勤による災害についても公務災害に準じた取り扱いとするなどであります。 議案第6号平市職員恩給条例の改正について申し上げます。 本案は、恩給法等の一部を改正する法律に準じ所要の改正を行なうもので、その内容といたしましては、高額所得者に対する支給停止基準及び所得税非課税限度額引き上げ等をはかろうとするものであります。 議案第7号昭和48年10月分以降における恩給の額の改定に関する条例の制定について申し上げます。 これは議案第6号と同様、恩給法等の一部を改正する法律に準じ恩給年額を増額改定するため所要の改正を行なおうとするものであります。 議案第8号いわき市民会館条例の改正について申し上げます。 本案は、市民会館条例中使用料の規定について、国民の祝日に関する法律に基づき別表の整備をはかろうとするものであります。 議案第9号いわき市民運動場条例の改正について申し上げます。 本案は、かねて田人町黒田字寺下地内に造成中の田人市民運動場が完成しましたことに伴い、所要の改正をはかろうとするものでございます。 議案第10号いわき消費生活センター条例の制定について申し上げます。 本案は、市民の消費生活の安定と向上をはかるため、かねて平字菱川町地内に建築中の消費生活センターが、明年2月より供用開始の運びとなりますことから、同センターの設置及び事業等について条例の制定を行なおうとするものであります。 議案第11号いわき林業構造改善事業審議会条例の制定について申し上げます。 本案は、本年3月31日に使命を終えました第1次林業構造改善事業審議会に続き第2次事業を推進するため、審議会を設置しようとするものであります。 議案第12号いわき都市計画事業勿来駅前土地区画整理事業施行規程の制定について申し上げます。 本案は、懸案となっておりました勿来駅西側地区の土地区画整理事業を、昭和48年度から昭和51年度までに実施し、街路及び広場等の築造と適正な市街地を造成するため、施行規程を制定しようとするものでございます。 議案第13号平都市計画新川北第2(第1地区)土地区画整理事業施行規程等の廃止について申し上げます。 本案は、平都市計画新川北第2(第1地区)土地区画整理事業ほか、市内の6地区において実施いたしておりました区画整理事業がそれぞれ完了しましたことに伴い、これらにかかわる施行規程等をこの際廃止しようとするものでございます。 次に77ページになりますが、議案第33号昭和47年度いわき市歳入歳出決算の認定について申し上げます。 市長が先ほど申し上げましたとおり、本案は一般会計及び特別会計決算について、監査委員の審査に付しましたので、その意見をつけて議会の認定を求めるものでございます。 議案第34号あらたに生じた土地の確認について及び議案第35号字の区域の変更については、関連する議案でありますので、一括ご説明申し上げます。 本案は、このたび四倉町字5丁目173番の2地先の公有水面埋め立てが完了いたしましたので地方自治法の規定によりましてその土地を確認するとともに、四倉町字5丁目の字の区域に編入しようとするものであります。 議案第36号字の区域の画定について申し上げます。 本案は、本年8月議会において境界変更の請願が採択されたことに伴い、平及び常磐の区域の一部をもって、2つの新しい字の区域を画するものでありまして、地方自治法の規定に基づき所要の手続きを行なおうとするものであります。 議案第37号から議案第39号までは、いずれも字の区域及び名称の変更についてでありますので、一括ご説明申し上げます。 まず、議案第37号は泉町下川の区域内における大剣工業団地造成事業の施行によるものであり議案第38号は平駅前の区画整理事業の施行によるものであり、議案第39号は小名浜、小名浜岡小名及び小名浜大原の区域内における区画整理事業の施行に伴うもので、いずれもそれぞれ字の区域及び名称を地方自治法の規定により変更しようとするものでございます。 議案第40号から議案第42号までは、いずれも財産の取得案件でございます。 まず、議案第40号につきましては、渡辺町中釜戸字大石沢地内に、不燃物を処理するための捨て場敷地を、議案第41号は、植田小学校の学級数増加に伴う教室不足等を解消するため、小浜町西ノ作地内に新たに小学校建設用地を、議案第42号につきましては、平上荒川地内に造成中の総合運動公園用地を、それぞれ取得しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、ここに提案いたしたものであります。 議案第43号から議案第45号までは、市道路線の認定、変更及び廃止についてでありますので一括ご説明申し上げます。 まず、議案第43号市道路線の認定につきましては、渚-滝尻線が県による代施行の都市計画街路としてこのほど完成しましたことに伴い、市がこれを引き継ぎ市道に認定するものであり、議案第44号市道路線の変更につきましては、このほど大久町地内に運輪省いわき航空無線標識所を設置するための農道改良工事が完成し、当該農道を市道として大場-鹿島越線に編入するためのものであり、はと線につきましては、同路線の一部を県道に編入したための変更措置であります。 次に、議案第45号につきましては、いずれも観光及び産業道路として重要な路線でありますので、かねてから県に対し県道編入を要望しておりましたが、このほど採択されたことにより、それぞれの路線を廃止するものであります。 最後に報告第1号昭和47年度いわき市継続費精算報告について申し上げます。 本件は、昭和47年度をもって継続年度をすべて終了いたしましたそれぞれの継続費の精算状況を、地方自治法施行令の規定に基づき報告するものでございます。 以上、ご説明申し上げましたが、よろしくご審議を賜わりますようお願い申し上げます。     ------------------------------馬目助役提案説明
    ○議長(鈴木榮君) 馬目助役。 ◎助役(馬目俊次君) 〔登壇〕私からは議案第14号から議案第32号に至る補正予算の内容等につきまして、ご説明申し上げたいと思います。 お手元に配付申し上げております、予算説明書並びに企業会計の予算説明書によってそのおもなるものをご説明いたしますので、ご了承いただきたいと思います。 まず議案第14号昭和48年度いわき市一般会計補正予算についてご説明申し上げます。 細部にはいる前にご了承得たいと思うのでございますが、まず職員給与費並びに特別職報酬等の補正につきましては、該当項目にそれぞれ計上いたしておりまして、市長説明にもございましたとおり、人事院勧告に伴う所要額でございまして、各項目ごとに説明することを省略することにつきましてご了承を得たいと思います。 それでは歳出から説明を申し上げたいと思いますが、40ページをお開きいただきたいと思います。 第2款総務費について申し上げます。 第1項総務管理費のうち第1目一般管理費についてでありますが、上三坂、下三坂地内の山間地区テレビ難視聴を解消するための共同受信施設設置費補助金として94万6,000円を計上いたしました。 次に44ページをご参照願いたいと思います。第7目財産管理費でありますが、土地取得基金の内容を一段と充実して新規需要に対応すべく、新たに基金積立金1億円を追加積み立てることといたしたのでありますが、この結果、基金総額は8億2,793万9,000円となるわけであります。 次に第8目企画費についてでありますが、常磐自動車道インターチェンジ周辺利用基本調査委託料として40O万円を補正するものであります。これは過般、高速自動車道建設審議会におきまして待望の整備計画が決定され、同時に建設省から道路公団に施行命令が出されたことに伴いまして、インターチェンジが予想される周辺の土地利用計画と施行整備の基本計画を策定する必要がありますので、調査委託をするものであります。 次に第3款民生費第1項社会福祉費について申し上げます。 まず、第1項社会福祉費のうち第3目精神薄弱者福祉費についてでありますが、精神薄弱者更生援護施設入所者にかかる措置費の補助単価の引き上げ、並びに措置人員の増加に伴い1,265万5,000円を補正するものであり、次の第4目老人福祉費についても養護老人ホーム入所者に対する補助単価の引き上げと、措置人員の増加に伴う経費として1,459万2,000円を追加いたしたものであります。第9目社会福祉施設建設費につきましては、カナン村の自衛隊による造成工事費等の不足経費として321万2,000円を追加いたしました。 次に少しとびますが64ページをご参照願います。 第3項生活保護費のうち第3目授産施設費につきましては、内郷授産場が都市計画街路改良工事により移転の必要を生じましたので、これが移転新築費として1,443万円を計上する次第であります。 次に第4款衛生費について申し上げます。 第1項保健衛生費のうち第8目公害対策費についてでありますが、公害センターの大気汚染常時監視機器の保守委託料について県と協議の結果、新たに負担金として300万円を計上し、公害監視体制の万全を期することといたしたものであります。さらに第10目病院費につきましては、好間病院病棟新築にあたり建築単価の高騰による建築費等の不足額563万7,000円、さらには磐城共立病院の病棟改築について、本年度起債借入額に対応する利子相当額1,735万9,000円をそれぞれ一般会計から繰り出し、もって両病院の完成を資することといたした次第であります。 次に、第2項清掃費のうち第3目塵芥処理費についてでありますが、南部清掃センターの完成後における焼き灰等の不燃物捨て場を渡辺町地内に計画いたしましたが、これが測量委託料として90万円を計上いたしました。さらに第5目し尿処理費につきましては、錦処理場にかかる地下水を調査するため委託料として110万円を計上した次第であります。 次に第5款労働費についてご説明をいたしたいと思います。76ページをお開き願います。 第2目一般失業対策事業費でございますが、本年10月1日以降の賃金改定と下半期の事業計画による就労者吸収ワクの増により不足いたします事務費、事業費の所要額等、合わせて4,692万7,000円を追加補正いたしたものであります。 次に第6款農林水産業費について申し上げます。80ページをご参照いただきたいと思います。 まず第1項農業費のうち第2目農業総務費につきましては、川前桶売地区に農協事務所建設が計画されておりますが、これとあわせて川前地区農林センターを建設し、もって当該地区住民の福利増進をはかるべく、農林センター建設委員会に対し補助金800万円を計上いたしたのであります。なおこの財源は川前財産区特別会計からの繰入金によって充当するものであります。 次に第3目農業振興費につきましては、第2次農業構造改善事業計画に基づく本年度補助事業として、自然休養村の農道及び園地整備事業の所要額1,799万9,000円、また米生産調整対策の一環として作付転換の円滑化と生産団地の育成をはかるための補助金として1,868万7,000円を計上いたしたものであります。第5目畜産業費につきましては、畜産団地造成事業について、より一そう公害防止の万全を期すための高性能機器を設置することとしたほか、事業内容の変更等に伴い、事業補助金として2,840万3,000円を追加補正することといたしたものであります。 次に86ページ、第8目農業土木費についてご説明申し上げます。土地改良事業の国庫補助の内示に伴いまして、土地改良区営事業補助金を増額計上するとともに、農免道路の事業変更に伴い1,735万6,000円を補正計上いたした次第であります。次いで第10目中央卸売市場建設事業費でございますが、補助事業費の決定に伴い、本年度完成予定の敷地造成工事を明年度まで延期することとなりましたので、これが対応処置として新たに継続費を設定し、本年度事業費3億5,244万円を減額補正をいたすものであります。 次に第2項林業費のうち第3目林道治山費は、今回の補助の内定がありました県単林道整備事業費について、上平線の変更による工事費400万円を増額計上いたしました。さらに第5目林業構造改善事業費につきましては、昭和49年度から実施を予定しております第2次林業構造改善事業のうち、協業活動拠点施設の建設についてその設計委託料120万円を計上いたしたものであります。 次に第3項水産業費のうち第2目水産業振興費につきましては、鮮魚の安定的供給と適正価格の維持をはかるために、四倉漁港荷捌所新設事業に対しまして県補助金と合わせて5,700万円を追加計上いたしたのであります。 次は第7款商工費について申し上げます。96ページをお開きいただきたいと思います。 第1項商工費のうち第2目商工振興費につきましては、中小企業年末特別融資のワクの確保をはかるべく県信用保証協会への預証金として、新たに3,000万円の追加補正をいたすものであります。さらに第8目観光施設費につきましては、本年度指定が予定されております塩屋埼国民休養地域について、その土地の借り上げのための測量委託料として320万円を計上いたした次第であります。 次に少しとびますが、104ページをお開き願いたいと思います。第8款土木費についてご説明申し上げます。 まず第2項道路橋りょう費のうち第2目道路維持費につきましては、道路面復旧受託事業費として舗装道補修費1,540万円を計上いたしましたほか、緊急、施行を要する側溝補修費260万円、災害防除費450万円をそれぞれ計上いたしました。次に第3目道路新設改良費につきましては、道路改良費520万円を計上いたしましたほか、林城-船戸線ほか1線の測量委託費として117万円を計上いたしたのであります。次いで第5目橋りょう新設改良費につきましては、緊急施行を要する板木橋ほか1橋の架替事業費596万円を計上いたしました。次に第6目交通安全施設整備事業費につきましては、歩行者の安全を期すため、平地区の平神橋に歩道橋を添架する新規事業費として1,000万円を計上することとしたのであります。なお本事業は2カ年継続事業で施行することとし、本年度は今回の補正予算額1,000万円と既定予算より1,000万円を充当し、2,000万円をもって実施するものであります。 次に108ページ、第5項都市計画費のうち第3目都市改造費及び第5目公共下水道費につきましては、それぞれの特別会計における事業を促進するため、一般会計より繰り出しするものであります。次に第4目街路事業費について申し上げます。公共事業として草野-豊間線ほか1線にかかる補助内定による事業費644万9,000円、単独事業として船引場-舘の腰線ほか2線の新規事業を含めまして450万円を補正計上いたしたのであります。次に第6目都市下水路費につきましては、補助内定に伴う久之浜都市下水路事業として1,250万9,000円、さらに単独事業として豊間都市下水路等の新規事業を含めて2,150万6,000円を計上、水害常襲地帯の早期解消をはかることといたしたのであります。次に第8目都市公園事業費につきましては、すでに補助内定を得ておりました横町公園を、諸般の事情によりこれを平中央公園に事業振りかえすることといたしましたほか、その他を含めまして810万6,000円を補正するものであります。次いで第9目墓地公園事業費につきましては、8月補正予算に計上しました擁壁工事費が、用地を買収することによって執行が不用となりましたので、1,573万4,000円を減額補正いたすものであります。 次に第6項住宅費のうち第1目住宅管理費につきましては、既設南白土団地内公営住宅敷地について、その敷地の一部を購入する経費として700万3,000円を計上いたしましたほか、第2目市営住宅整備事業費におきましては、既設市営住宅団地内の幹線道路の舗装を推進すべく、これが工事費として900万円を追加計上いたすこととしたのであります。次いで第6目住宅鉱害復旧費につきましては、川部地区、北好間地区の家屋4戸について、臨時石炭鉱害復旧法に基づき石炭鉱害事業団から工事の施行要請があったので、受託事業として700万円を計上いたしたのであります。 次に第9款消防費について申し上げます。118ページをお開きいただきたいと思います。 第1項消防費のうち第3目非常備消防費についてでありますが、分団所有の自動車ポンプに受信無線機を備えつけなお一そうの消防力の強化をはかるため、消防自動車用受信無線機購入費として220万円を計上しましたほか、第4目消防施設費につきましては、消防団機械置き場兼詰め所の新設及び移設、防火水槽移設かえ工事並びに消火栓新設及び布設ガス工事等を含めまして1,048万5,000円を計上し、消防施設の整備をはかった次第であります。 次に第10款教育費についてご説明申し上げます。126ページをお開きいただきたいと思います。 第2項小学校費のうち第4目学校建設費についてでありますが、永井小学校屋内運動場建設事業につきましては、小・中学校の併設屋体であるため、当初予算では国庫補助対象事業として中学校費に計上いたしたのでありますが、今回小学校費について国庫補助の対象事業とされましたため、中学校費から1,400万円の組みかえ補正をいたすものであります。また学校プール建設費の800万円の補正計上につきましては、明年度建設を予定しております学校プールの用地造成等の工事を本年度計上施行することによって、明年度学校プール建設事業の早期完成をはかろうとするものであうます。 次に、第3項中学校費のうち第4目学校建設費につきましては、ただいま小学校費において申し上げました永井中学校の屋内運動場建設事業についての減額及び小学校費と同様、新設プール用地買収費等137万5,000円を計上いたした次第であります。 次に、第5項社会教育費のうち第1目社会教育総務費につきましては、小浜町西ノ作に新設される小学校敷地内に貴重なる遺跡が埋没しているものと見込まれますので敷地造成工事に先立ち、これを早急に発掘調査し、もって文化財の保護をはかるため単独事業としての遺跡緊急発掘調査事業費200万円を計上したのであります。 次に第6項保健体育費のうち第6目体育施設建設費につきましては、荒川運動公園平野球場の整備をはかるため850万円を補正するものであります。 次に138ページをお開きいただきたいと思います。第11款災害復旧費につきましてご説明申し上げます。 第2項公共土木施設災害復旧費の第1目道路橋りょう施設災害復旧費でございますが、昭和47年2月に災害を受けました紫竹橋の復旧工事について、かねて国庫補助対象事業としての内定通知があったのでありますが、用地等の関係で着工が遅延しておりましたところ、今般用地の取得が可能になりましたので、国との協議により市単独事業を含めた災害合併工事を施行すべく復旧工事費として1,560万円を補正計上いたしたものであります。 以上が歳出予算のおもなる内容でございますが、この結果、補正は12億6,832万円となり、既定予算額に合算いたしますと、補正後の予算総額は244億5,659万7,000円と相なるわけでございます。 なお、これが補正財源といたしましては、市税4億9,989万7,000円、地方交付税4億7,578万6,000円、県支出金6,651万3,000円、繰越金8,449万4,000円、諸収入2億9,684万9,000円等をそれぞれ計上し、歳入歳出の均衡をはかった次第であります。 以上で一般会計の説明を終わりますが、次に特別会計の各議案について、ご説明申し上げます。168ページ以降が特別会計の予算説明になっております。 議案第15号昭和48年度いわき市国民健康保険事業特別会計補正予算からご説明申し上げます。 事業勘定については総括表によりご説明申し上げたいと思います。今回の補正額595万2,000円のおもなる内容は、人事院勧告に伴う職員給与費の補正でありまして、これが財源としては一般会計繰入金、諸収入をもって対処したものであります。 次に180ページの直診勘定につきましても総括表でご説明いたしたいと思います。今回の補正額784万5,000円は、人事院勧告に伴う職員給与費と田人診療所にかかる医薬材料費の補正がそのおもなる内容でありまして、これが財源としては診療収入、一般会計繰入金をもって対処するものであります。 議案第16号昭和48年度いわき市都市改造事業会計補正予算の内容についてご説明申し上げます。198ページをお開き願いたいと思います。 第1款都市改造費第1項都市改造費第2目植田駅前都市改造費につきましては、幹線街路の舗装に先行して水道管を布設するための新設工事費として800万円、ポンプ場新設工事費として排水処理施設の万全を期するため、所要不足額685万円を計上いたすものであり、これが財源としては一般会計からの繰入金をもって充当するものであります。 議案第17号昭和48年度いわき市土地区画整理事業特別会計補正予算の内容についてご説明申し上げます。220ページをお開き願います。 第1款土地区画整理費第1項事業費のうち第1目平北部土地区画整理費の街路築造費につきましては、公園盛り土工事及び建物移転補償費等の補正計上であり、第6目平東部土地区画整理費につきましては、街路築造費及び建物移転補償費の補正であります。さらに第7目勿来駅前土地区画整理費につきましては、今般補助事業としての内定通知がありましたので、本年度から昭和51年までの4カ年事業で事業を実施するための権利調査、換地設計及び街区測量委託料等を補正計上いたしたものであり、これら事業施行の財源といたしましては、当該区画整理事業の保留地処分金、国庫補助金、分担金及び負担金、一般会計よりの繰入金等をもって充当するものであります。 議案第18号昭和48年度いわき市地方卸売市場事業特別会計補正予算についてご説明申し上げます。総括表でご説明申し上げます。 本会計につきましては、人事院勧告に伴う職員給与費の補正がそのおもなる内容でありましてこれが財源としては魚市場使用料をもって対処したものであります。 次に議案第19号昭和48年度いわき市下水道事業特別会計補正予算の内容についてご説明申し上げます。 第1款下水道総務費第1項総務管理費第1目下水道総務費につきましては、平鉄北地区の常襲冠水の解消をはかるとともに、終末処理場への中継施設として手掴ポンプ場の建設を予定しておりますので、これが実施設計委託料を計上いたした次第であります。 次に第3款下水道事業費第1項下水道建設費のうち第1目平下水道建設費につきましては、下水道管渠布設工事について資材費の高騰並びに工法の変更等に伴う不足額を追加計上いたしたものであり、第2目磐城下水道建設費につきましては、県道船引場-野田線の舗装に先行して施行する管渠布設工事費及び平蔵塚ポンプ場撤去工事費並びに元川ポンプ場施設改良工事費がおもなる内容でありまして、これらの財源としては一般会計繰入金、市債等をもって充当するものであります。 議案第20号昭和48年度いわき市競輪事業特別会計補正予算の内容についてご説明申し上げます。274ページをお開きいただきたいと思います。 本会計につきましては、競輪事業収入の伸びを48億円を見込みまして、これに関連して増額を要する諸経費の補正を計上いたした次第であります。 第1款競輪事業費第1項競輪総務費第2目施設管理費につきましては、駐車場の増設工事費1,600万円、駐車場等の用地購入費として2億4,000万円を計上。さらに第3款繰出金第1項他会計繰出金第1目一般会計繰出金につきましては、2億3,000万円を計上した次第であります。 議案第21号昭和48年度いわき市磐城共立高等看護学院特別会計補正予算でありますが、これは職員の給与改定に伴う補正がそのおもなる内容でありまして、財源といたしましては共立病院事業会計並びに一般会計よりの繰入金をもって充当したものでございます。 次に304ページにとびますが、議案第22号昭和48年度いわき市内郷ヘルスセンター事業特別会計補正予算につきましても、職員給与費の補正がそのおもなる内容でありまして、施設収入及び一般会計繰入金をもって歳入歳出の均衡をはかった次第であります。 次に議案第23号昭和48年度いわき市川部財産区特別会計補正予算から議案第28号昭和48年度川前財産区特別会計補正予算までの各財産区特別会計補正予算につきましては、昭和47年度決算に伴う各財産区会計の繰越金について所要の補正措置を講じたものでありますが、そのうちおもなる財産区会計の補正についてご説明を申し上げます。 川前財産区特別会計補正予算でございますが、これは一般会計でご説明申し上げましたとおり川前桶売地区に建設いたします農林センターの建設補助金800万円に充当する目的をもって一般会計へ繰り出さんとするため計上いたしたものであります。 以上をもって特別会計の補正内容をご説明申し上げましたが、次に別冊企業会計予算説明書をご参照願いたいと思います。 議案第29号昭和48年度いわき市総合磐城共立病院事業会計補正予算につきましてご説明申し上げます。まず18ページをお開き願います。 本会計も人事院勧告に伴う職員給与改定に要する所要額を計上いたしましたほか、第1款資本的支出第1項建設改良費第1目病棟増改築費につきましては、病棟改築事業について起債申請手続き上必要となりました年次割りの繰り上げ措置による補正でありまして、第4目資産購入費5,634万円につきましては、整形外科及び脳神経外科の新設等に伴いエックス線テレビ装置等の医療機械の充実をはかるための機械器具購入がそのおもなる内容であり、病院事業収益と一般会計よりの繰入金をもって予算の均衡をはかった次第であります。 次に、議案第30号昭和48年度いわき市常磐病院事業会計補正予算についてご説明申し上げます。 本会計も職員の給与改定に伴う所要額を計上いたしましたほか、第1款資本的支出第2項建設改良費第1目病院拡張工事費でありますが、明年度以降に建築を予定しております病院拡張工事について、今回工事予定地の地形測量及びボーリング並びに概算設計等の調査費を計上いたし、病院事業収益をもってこれが財源といたし収支の均衡をはかった次第であります。 議案第31号昭和48年度いわき市好間病院事業会計補正予算についてご説明申し上げます。 本会計も職員の給与改定に伴う所要額を計上いたしましたほか、第1款資本的支出第2項建設改良費第1目病棟新築費につきましては、建築単価の高騰等によって不足所要額の補正が必要となりましたが、これが財源といたしましては病院事業収益のほか一般会計からの繰入金により対処するものであります。 議案第32号昭和48年度いわき市水道事業会計補正予算についてご説明申し上げます。 本会計も職員の給与改定に伴う所要額を計上いたしましたほか、第1款水道事業資本的支出第1項建設改良費のうち第1目第1期拡張工事費につきましては、本年度予定した建設事業の一部が、異常なる資材費の高騰と資材不足によりまして事業の実施が不可能となりましたので、工事費の一部を明年度建設する事業の用地購入費に振りかえ補正をいたすものであります。 次に第2款簡易水道事業資本的支出第1項建設改良費第1目調査費につきましては、内郷高野地区について、地区住民より簡易水道布設の要望がありますので、まず湧水調査を施行し、当該地区の水源の確保の見通しをつけるため湧水調査委託料を計上いたしたのであります。 以上、予算関係の各議案につきまして、そのおもなるものについてご説明をいたしましたが何とぞ慎重にご審議のうえ、適切なるご議決をお願いいたしまして私の説明を終わります。 ○議長(鈴木榮君) 以上で上程各案に対する説明は終了いたしました。 なお、議案第41号を除く上程各案に対する質疑の通告は12月10日午後4時までといたします。 議案第41号に対する質疑の通告は11時25分までといたします。午前11時35分まで休憩いたします。              午前11時20分 休憩             ----------              午前11時35分 開議 △日程第4 議案第41号に対する質疑 △大村哲也君質疑 ○議長(鈴木榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第4、議案第41号に対する質疑にはいります。通告がありましたので、発言を許します。10番大村哲也君。 ◆10番(大村哲也君) 大和田教育長にお尋ねをいたします。この用地の関係について、一体全体所有権者は何人おいでになっておるのか。それと1坪当たりの用地取得価格はいかようになるのか。その用地の現況はいかようになっておるのかですね、お尋ねいたしたいわけであります。 あと、本問題についてたいへん皆さんがご協力をしたということで、感謝金のような、こういうものをお払いになったのかどうかですね。 次に、新しい用地を取得いたしまして、将来学校を建設ということに相なりますると、当然学区という問題があろうと思うんですが、その辺についてはいかようにお考えになるのかですね、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(鈴木榮君) 教育次長。 ◎教育次長(小泉毅君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 まず第1点の地権者数でございますけれども、地権者の数が57名となってございます。 それから坪当たりの単価でございますが、坪当たりが1万450円です。平米に直しますと、平米当たり3,161円ということになっております。 それから協力者の謝金でございますけれども、周辺の売買実例をみますと1万5,000円から、特に6号国道周辺は3万円程度になっております。したがいまして、協力者の謝金等の問題も当然予想されるわけでございますけれども、地主の協力を得まして、いずれも坪当たりの単価の中にこの謝金も含めましてご協力を願ったという事情でございますので、ご了承いただきたいと思います。なお現況は畑がほとんどで一部整地、山林となっております。 それから学区の問題でございますが、この問題につきましては、植田小学校の区域内には植田町ほか7つの町がございます。これを新小学区に振り分ける場合、岩間地区ほか考えております地区といたしましては小浜、金山等がございますが、この問題につきましては子供さんの通学の問題、それから地区との話し合いの問題等了解を求める問題が重要でございますので、地区の議員の方々とも十分に討議いたしまして、特に通学道路の整備関係が先行してなされなければなりませんので、関係機関でございます国道建設事務所、あるいは土木関連機関との有機的な連絡を詰めながら、そういった道路対策等も並行して行ないながら、この問題につきましては十分な時間をかけまして通学区の編成を終わらせたいと考えたわけでございます。 簡単でございますが、以上をもって答弁にかえます。 ○議長(鈴木榮君) 以上で質疑を終結いたしました。     ------------------------------ △委員会付託 ○議長(鈴木榮君) ただいま議題となっております議案第41号は、文教常任委員会に付託いたします。     ------------------------------ △散会 ○議長(鈴木榮君) この際おはかりいたします。明7日から12月9日までを議案調査のため休会することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あリ〕 ○議長(鈴木榮君) ご異議なしと認め、よって、12月7日から12月9日まで休会することに決しました。本会議は12月10日午前10時より再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。              午前11時41分 散会             ----------...